利尻山 1041.0m  2007.07.08 (日)  晴れ

本日もいい天気で登山日和です。きょうは樽前山と風不死岳に登ります。前日、近くのまるみ屋食堂でおにぎりを作ってもらっていたので朝6時出発です。本来なら樽前山の7合目ヒュッテまでバイクで行くのですがヒュッテ手前2kmがダート道(未舗装道路)があるので途中バイクを止めて歩くことにした。約45分かけてだらだらした上りを歩いていると親切な方が車に乗っていきませんか?と声をかけてくれましたが足慣らしのため歩いていきますと丁重にお断りをしました。(親切な方ありがとう!)車だったら5分もかからへんのになぁーっと一人ごとを言いながら・・・・歩く。
木々の間から樽前山の稜線を見ながらやっと7合目ヒュッテに到着、登山者名簿に記入してam7時登山開始です。

ここ樽前山は支笏湖カルデラの南縁に裾野を広げています、江戸時代には大噴火を起こし今の苫小牧及び千歳周辺に大量の火山灰を軽石を堆積させたそうです。噴火の歴史は有史以来約300年の間に大小約70回の活動が記録されています。特に大きな噴火は1667年(寛文7年)と1739年(元文4年)だそうです。そして現在の溶岩ドームは1909年(明治42年)の噴火によってできたもので、今も噴火する可能性のある活火山です。
山の名前はアイヌ語で「タルマイ」にちなむとのことで語義はわからいとのこと。

登山入り口からミヤマハンノキの木立を抜けると、眼下に支笏湖と千歳・苫小牧市街を見ながら見通しの良い斜面を登る。岩場の間からこの山の名前がついた「タルマエソウ」(イワブクロ)が可愛い花をつけていました。丸太の階段と斜面を登りはじめてから50分で火口の外輪に着く、噴煙を上げる溶岩ドームが目の前に見える。外輪を東山を目指し急斜面を進むそこは1022mのピークです。ここから見るドームは山が生きている実感が伺えました。

1時間で東山ピーク到着

支笏湖湖畔道路より見た 樽前山と風不死岳(右)

樽前山登山ゲート、ここから2kmのダート道 歩きかけてから1km付近の樽前山稜線
7合目ヒュッテにam6時45分頃到着10人ぐらい
泊まれる非難小屋で年中開いている。
am7時登山名簿に記入してスタートです。
ここから見る樽前山は穏やかな山容に見える。 ミヤマハンノキの木々と丸太階段を抜ければ、視界は開けて来る。
この山の名がついた「タルマエソウ」がたくさん
咲いていた。(イワブクロ)
見通しのいい斜面からは苫小牧や千歳の町が見える。
斜面より支笏湖の眺望です。 外輪に到着 私は東山ピークに向かう!。
前方が東山ピークなのだ!後一息がんばれ。 山頂(東山ピーク)1022m到着。写真右奥に羊蹄山が見える。
東山から見た溶岩ドーム最大直径450m
高さ134mの安山岩質の溶岩円頂丘がある。
この溶岩円頂丘は北海道天然記念物に指定さ
れている。
東山ピークから外輪の尾根を下って932mピークの分岐を通って次に目指す風不死岳へ進む。
樽前山から風不死岳を望む、対照的な2つの山容は実に不思議な感じがする。