2007年北海道の旅 D

9月10日(水) 晴れ

今日も朝から快晴です。富良野の北の峰を朝出発、本日の目的地は大雪山系のふもと糠平です。R38の狩勝峠を越え鹿追町からR274を経て十勝平野を一望できる上士幌町のナイタイ高原牧場を目指しました。
何回かこの道も通ったことがありますが、こんなにのんびりと走行したのは初めてです。これも天気も良くてすれちがう車・バイクが少ないせいかも知れません、まるでマイロードのようでいいもんです。

気持ちのいい風がながれるナイタイ高原牧場でのんびりしたのち、糠平湖に架かる旧国鉄士幌線のタウシュベツ橋梁を見学。

そして本日の宿は「東大雪ぬかびらYH」です。ここで3泊しました。
              


狩勝峠の上り坂 南富良野方面を望む 狩勝峠を帯広方面に向かう(下り) 7合目付近
道の駅「うりまく」乗馬ができて、側ではパークゴルフも出来る。売店は馬のグッズが多くあり馬好きにはいいかもネ。
鹿追町からナイタイ高原牧場に続くR274約20km
もある直線道路。
ナイタイ高原牧場。上士幌町の北西の丘陵地帯に広がる日本一広い総面積約1.7000ha(東京ドーム358個分)
 (地図)
ナイタイ高原牧場内にあるカシワの木に流木を使って「みのむし型」のツリーハウスがありました。
これは平成18年9月にネスカフェゴールドブレンドのテレビCM撮影のため作られたそうです。
ラセン階段があって入ってみたいが残念ですが・・・・入れません。
牧場入り口から延々と続く14kmのナイタイ高原牧場の道。

ここナイタイ高原牧場は、乳牛の6ヶ月以上の低月齢牛を飼い主より預かり育成し、
授精させ妊娠牛として分娩間近くなってから飼い主に戻すという、育成牛預託専門の牧場とのこと。
夏場は広大な草地で放牧し、冬は7棟ある畜舎で飼育します。また、馬も放牧されていました。

夏は約250頭ずつに分けられた11群(約3000頭)ほどの牛の群れがのんびりと草地を歩く姿が遠く彼方に
豆粒ほどの大きさに見え、この牧場の大きさが感じられました。

レストハウスがある付近は約800mの標高で十勝平野から吹く風が爽やかで心地がいいネ。
糠平湖ダム 昭和30年(1955年)に発電用に建設さ
れ旧糠平の街はダムに沈み新たに今のところに街
が移転されました。ダムの周囲は約34kmあります。
タウシュベツ川橋梁へ行く4kmのダート。
恐る恐る走ること20分で到着・・・フ〜疲れました。
タウシュベツ川橋梁(1938年完成全長130m)と糠平湖
例年は6月から10月にかけて水位が上昇して橋は沈んでしまいます、しかし今年は冬に雪が少なかったため
このようにアーチ橋が現れて見えていました。冬にはすべて凍結してワカサギ釣りが楽しめるようですよ。
冬の間氷によって表面が削られるため傷みが進んでいるとの事でした。
(地図)
なぜこんなアーチ橋が作られてのでしょう?                 三の沢橋梁 (1955年完成 長さ40.4m)

旧国鉄士幌線は1000m進むと25mものぼる急勾配で半径200mのカーブが続き、終着駅十勝三股は標高662m
と北海道の鉄道では最も高い所にあります。特に音更川(おとふけかわ)の峡谷に沿って作られたため、たくさんの
橋を造る必要がありました。そこで工事費をおさえるために、現地で調達できる砂利や砂を使って造ることのできる
コンクリートアーチ橋になったそうです。

尚、旧国鉄士幌線にはこのような大小60個のアーチ橋があったそうです。
東大雪の士幌線について。                         (写真は上士幌町鉄道資料館 有料)

旧国鉄士幌線は十勝北部の森林資源や農産物の輸送に貢献した鉄道でした。1937年(昭和12年)9月に上士幌から
糠平間が完成、1939年(昭和14年)11月に糠平から十勝三段股間が開業しました。しかし材木等の枯渇と車輸送
に変わり、1978年(昭和53年)に糠平〜十勝三股間がその役目を終わり廃線となりました。
その後、1987年(昭和62年)には帯広〜糠平間も廃止され、鉄道の役目は終わってしまい、それと共にアーチ橋の
使命も終ったのです。


9月11日(木) 晴れ

本日はウペペサンケ山に登ります。朝7時ユースで朝食を済ませて、糠平温泉登山口まで車で送ってもらいました、帰りはマウンテンバイクでダート道約7kmを走って戻ります。ほとんどが下りでしたが自転車酔い?をしたので途中胃薬を飲みました(笑)。


ウペペサンケ山 登山へ
ウペペサンケ山 登山へ




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