若桜町と智頭町ツーリング(鳥取)       2010年6月4日 晴   鳥取県八頭郡若桜町・智頭町


今年になって初めてのツーリングです。梅雨入り前のいい天気を狙って鳥取の若桜(わかさ)町から智頭(ちず)町の宿場町探索に行ってきました。
ルートは中国道神戸三田ICを西に向かい山崎ICより因幡街道R29を北上、一宮〜宍粟〜そして戸倉峠(トンネル)を越えれば鳥取県です。山崎IC〜若桜町まで約60kmの道のり。
そして若桜からR53智頭街道を経て佐用ICからの帰還ルートです。


走行距離320km
R29「道の駅はが」より見た新緑に染まる山々空気がうまい。


※これより中国自動車道「山崎IC」よりR29を北上です。
R29沿いに流れる引原川で鮎釣りを楽しんでいる人達がたくさんいました。 波賀町引原にある「引原ダム」かんがい用水・発電・工業用用水の多目的ダムで昭和33年3月に完成したとありました。
引原ダム音水湖(おんずいこ)の静かな湖面。

(地 図)
引原ダムの堰堤中央にある放流用バルブです直径900mmでダム完成の1958年から1996年までの34年間使われた物が展示されたいました。国内ほとんどのダムに使われているそうですよ。
 (地 図)
新戸倉トンネル(長さ1730m・標高731m) この中央付近は県境(鳥取・兵庫県)です。
※いよいよ若桜町に到着しましたよ。  (地 図)
若桜鉄道の終点駅「若桜駅」駅舎
JR因美線の郡家駅(八頭町)から若桜駅(若桜町)までの19.2Kmを結ぶ第3セクター鉄道です。旧国鉄「若桜線」を引き継ぎ、昭和62年10月14日に開業したそうです。
若桜駅前ここを少し行けば若桜宿があるカリヤ通りがあります。
300円で入構券を買って許可書をもらって構内(駅内)を見学できます。 構内に入ると布で作った表情豊かな可愛い人形が出迎えてくれますぞ。
SLと給水塔そして私。。。。
給水塔 約直径4.5m 高さ6m 容量37立方mです。
C12 167が展示されている。現役で動きます。
1時間に1本ぐらいのダイヤで実にのどかでいいもんですね。
若桜駅が誇る人力式(手回し)転車台です。(おとな4人で動かすらしいですよ)
機関車の方向を変えるためのもので昭和5年(1930年)に建造されたもので長さ15.44m
冬になると積雪防止のため水をためる方式だそうです。
若桜駅に列車が入ってきました(13時08分)折り返し鳥取行きとなり出発で〜す。
城下町若桜宿の入口
ここ若桜宿は江戸時代に栄えたそうです。
冬になると豪雪地域なので家々の軒は「カリヤ」(仮屋)造りになっていて通行に便利なようになっているそうです。その面影が少し残っていました。(遠くの青森などは有名ですね。)
若桜鉄道には9つの駅があり、ここ隼駅は八頭郡八頭町にちなんで2009年8月8日は全国から隼(ススキのバイク名)の200名のライダーが集まって第1回のイベントを行ったそうです。
のどかな田園風景の中にある隼駅。木造駅舎内にはギャラリーがあり隼のグッズなどは売られたいましたよ。(地 図)
R29から県道32へそして鳥取自動車道(無料)の智頭ICへと進めば智頭宿は近い。
※そして最終の訪問地 「智頭宿」です。    (地 図)

智頭町は鳥取でも大きな宿場町として栄え藩主の止宿の場所である御茶屋の他、奉行所や制札場があり当時の面影を残す町並みがありました。
智頭産の巨木を使い明治の終わりに建てられた米原家住宅です。
参勤交代の大名行列が通った智頭往来。
石の古い道しるべも残っていました。
鳥取藩最大の宿場町として栄えた智頭宿で威容を誇る石谷家住宅です。
敷地面積は3000坪で40の部屋と7棟の蔵をもつでっかい木造建設とのこと。
石谷家の大門。
大正8年から約十年かけて新築されたもので智頭町指定文化財になっています。
塩屋出店。
石谷家は屋号を塩屋といい元禄時代の初めに鳥取城下から移り住んで本拠を築き繁栄したそうです。

因美線智頭駅