大舟山   653m  兵庫県三田市十倉 2005.11.30

三田市の東域にあり同市で一番高い山です。十倉公民館に車を止めさせてもらい山頂へと進む、途中猪よけの電気サクをくぐると溜池が3つあり静かな景観を楽しませてくれます。ここは6回目の登山で特に秋の紅葉時期はとても気持ちのいいもんです。また新緑包まれた爽やかな初夏の大舟山も体験してみては・・・・。
下槻瀬より眺めた大舟山
そよ風を感じる初夏のため池です。(2007.05.16) ふもとの静けさを感じる秋ため池
(左と同じ場所2005.11.30)
ため池に映る紅葉   2008.12.02撮影
山腹で見かけた食虫植物かな?(2007.05.16)
池から15分ぐらいで十倉と波豆川の峠 小鳥のさえずりにそっと立ち止まるいいところ


山頂手前のコナラとイロハモミジの紅葉
 我々の祖先は日夜仰ぎ見るこの天に突き刺すように尖った山容に接しては一種の恐れをなすと共に限りない親しみさえ感じていた。
 天井の神々が地上に天降りられる時は高山にして三角錐の山頂を選び、山頂にて天上は最も近いとしてここに神祭りの斉庭を営んだ。「神床備(かんなび)」とも「磐境(いわさか)」ともいった山頂には石を組んだ「磐境」のあとが残っている。後世山岳仏教の盛んである頃には、ここに「役示角(えんむつむ)」(行者)をまつって修験者が修行に励んだこともあると伝えられている。

(山頂にある案内板より)

 
山頂より羽束山(はつかさん)と六甲山系です 山頂より十倉方面を望む
  
  万葉歌人柿本人磨は西国より海路、都に帰る途中

   「あまれるひなの長路に漕ぎくれば  明石の門より大和島見ゆ」

  と歌い明石海峡からこの山を遠望し「大和へ帰ったぞ」とよろこんだそうです。
 上古には、この大舟山は内海航行の一つの目標であり、遥か昔の湖沼時代には、このあたりは湖で大舟 山は島になっていて船をつないだ松があったところから名付けられたそうですよ。

(山頂にある案内板より)
田んぼから水蒸気がのぼっていました。大舟山登山口より  2008.12.02撮影
頂上付近の紅葉 2008.12.02撮影