氷ノ山   1510m   兵庫県大屋町    2006.10.30

兵庫県最高峰の氷ノ山(1510m)に秋をもとめていって来ましたがやっぱり遅かったようで山頂付近では紅葉がすでに終わっていましたが、中腹から麓にかけて美しい紅葉に出会えました。また素晴らしい天気にも恵まれた一日でした。
ここ氷ノ山は中国山地の東端で兵庫県の神鍋山から岡山県の大ガ仙にいたり、蘇武岳(1074m)・後山(1345m)・那岐山(1240m)・扇ノ山(1310m)・鉢伏山(1221m)等の山々が「氷ノ山・後山那岐山国定公園」に指定されています。
尚 山頂付近には湿原植物の群生やブナ、シオジ、キャラボクなど近畿・中国地方では数少ない貴重な自然が残されています。
車にマンテングバイクを乗せて大屋町「大段ケ平」にそのマンテングバイクを置いて、波賀町の「殿下コース登山口」まで車で向かいそこからの登山となりました。殿下から二の丸→氷ノ山頂上→千本杉→神大ヒュッテそして大段ケ平の約7kmの縦走コースを歩きました。
殿下登山口を7時30分出発です。
急な斜面を登る、そこはブナの林が続く。
楓の群生が紅葉して秋の青い空に映えてとても美しかった。
ブナの木の「仙人門」をくぐってチシマザサのなだらかな道にさしかかる。
ここからはチシマザサに囲まれた道をすすむ。
笹におおわれて景観はあまり良くありません。
笹に囲まれた道を進むといきなり視界が開ける。

「見返りの丘」よりの展望が素晴らしい。
ここ氷ノ山山系の山稜部は丸みを帯びた準平原的な山容あるいは高原を成しているのにたいし、山腹は侵食により急傾斜を製成しており渓谷や滝が多いようです。

見返りの丘より山頂を望む。中央の最高峰が「氷ノ山」頂上です。ここより山頂にある鳥取県及び兵庫県の避難小屋が見える。
紅葉も終わり登山道に落ち葉のじゅうたんが・・・中々いいもんです。
その落ち葉の上にはまだ頑張ってる広葉樹です。
楓もまだまだ頑張って高山の早い秋の様相を感じさせてくれました。
千年キャラボクの樹木です、厳しい冬のなかで生き抜いてきた様子が伝わってくる感じです。
鳥取県が建てた休憩所です。ここは雨水を集めトイレ洗浄を循環利用した水洗トイレが設置されている、建物の壁面に付いているのが太陽光パネルです。

すごい建物ですね・・と友人です。
もうすぐ山頂です、迎えてくれたのが兵庫県が建てた避難小屋です。
氷ノ山頂上です。2時間10分で到着で〜す。
晴天の氷ノ山頂上よりの展望です。
避難小屋の側で秋田からきた人と話す友人です。
山頂よりの展望です。眼下にはハチ北高原スキー場が見える。
中腹に来るとまだ紅葉が見られました。
大屋町が建てた避難小屋です、当然宿泊もできます中に入ると1階2階がありどちらも感じのいい空間が広がっていました。
わずかに残っている紅葉が私を楽しませてくれました。
まだ若いブナの道が続いていたので少し昼ね?をしました。風もなく日差しも丁度いい感じで・・・・ついうたた寝?
そんなこんなでバイクを置いた地点に下りて来ました。これから基幹林道を走って出発したところにまで戻ります。

後方が下りてきた方向です。
「大段ケ平」より出発したところは下り道で楽勝でしたがこれからが大変な上りに差し掛かります。
途中ちょっと寄り道「三ツ滝」に・・・・林道から120m歩くと滝に行けました。
雪解けの時は豪快な滝が見られるようです。
林道より
杉の緑と紅葉のコントラストがなんと素晴らしい。
友人は長い坂道を余裕で登っていきますが、私は約4kmの林道を3分の2ぐらいマンテングバイクと歩きました(泣)。
林道を歩くとこんなブナに出会えるのだ!歩く言い訳?
そして楓にも出会い・・・・・もの事はいい方にとらないといけませんネ。
1時間ちょっとかけて友人の待つ出発地点に到着で〜す。
マジで山に登っているより疲れました(笑)。