餘部鉄橋と大乗寺ツーリング       2009年11月7日  晴れ  兵庫県美方郡香美町香住区香住

 


先ずは餘部鉄橋の歴史から。。。。
JR山陰本線鎧駅と餘部駅の間にかかる高さ41.5m、長さ310.7mの鉄橋で、トレッスル(架台あるいはうまの意味)式と呼ばれる鋼材をやぐら状に組み上げた橋脚が特徴で、この種の鉄橋では日本一の規模を誇るとのことです。
明治42年(1909年)に着工し、2年半の歳月と約33万円(現在地に現橋梁と同じものを建設する場合の工事費用概算42億円)の建設費、延べ25万人の労力をかけ、明治45年(1912年)に完成し現在に至ります。


100年にわたり大役を担った橋梁ですが、安全性と定時性確保のため架け替え工事が平成19年3月(2007年)から行われているので見学に行ってきました。
現在の橋梁と並行して山側に建設されているので列車も通っています。完成は平成22年と聞きました。ただ不思議なのはトンネルです。餘部駅は少し山側に寄るのはわかりますが。。。。トンネルを新たに造るのではなく新橋梁が完成すると現列車をしばらく止めて新しい橋梁を移動するかたちで現在のレールに接続をすると工事の方に聞きました。つまりトンネルはそのまま使うとの事です。すごい工法でやるもんですね。

餘部鉄橋100年の歴史が終わろうとしています。皆さん機会があれば今の姿を見に行ってください。


現在の山側に建設中の餘部鉄橋。4本の橋脚が建ち橋桁もほぼ完成近い状態でした。

(地図)


(地図) R9の関宮付近。 但馬トンネルを出たらすぐに北ハチ高原スキー場です。
道の駅「村岡ガーデンファーム」で昼食です。
美味しい但馬牛を食べさてくれますよ。
(地図) 村岡商店街の町並み
村岡の町並みには昔をしのぶ建物が残っていました。
村岡町を流れる昆陽川。 山名家紋「糸輪二引両」を表したこの門が町の入り口に3か所あります。(瓦は本物で立派なものです)
村岡山名陣屋の由来はこのように書かれていましたので一読くださいね。
(地図)  餘部駅の東側(香住側)にある鎧駅。
先に見えるトンネル計4つを抜けると餘部鉄橋です。
ホームより香住駅方面を見る。
鎧駅より日本海が望める。。。。。そこには小さな漁港と集落がありました。

R178にこんな看板がありました。
トンネル側の架橋と橋桁そして橋脚ごとのクレーン。
平成22年完成に向け着々と進んでいる工事。 トンネル付近の新しい橋桁は少しアールが付いているのがわかりますか?他は旧橋桁と平行になっています。これは既存のレールに繋ぐためなんです。
餘部駅に行ってみます。坂の途中から。。。。。 新しい駅のホームはこの踏切を渡らなくてもいいのかなぁ?。
豊岡発浜坂行きの列車が餘部駅に到着で〜す。

県道4号香住にある大乗寺に寄ってみました。

その歴史は。。。。。。
745年(天平17)に創建され、天明年間(1781〜89)に密蔵[みつぞう]・密英[みつえい]の二上人により再建された古刹。江戸中期の画家円山応挙[まるやまおうきょ]とその弟子たちの手になる襖絵を多数所蔵し、別名応挙寺ともよばれている。有名な『老松孔雀図』をはじめ、一門の障壁画165面すべてと仏像3体が国の重要文化財になっています。


(地図)


             大乗寺山門と階段です。

このような障壁画があります。
寺内は写真禁止なのでこの写真は香住駅にあったものを撮ってみました。
大乗寺の詳しい事は「丸山派デジタルミュージアム」


山門から見た客殿。 山門から見た階段下の境内。
歴史を感じさせられる山門の側にある楠の巨木と庭。
客殿ですここに障壁画があります。